あなたが
受付を済ませて私とお母さん(?)は待合室で待ってた。
本とか読みながら。
「佐野さ~ん。佐野葵さ~ん。」
受付の人の声がする。
私とお母さん(?)は診察室Aへ行った。
いっぱい診察された。レントゲンや名前の知らないものとかとにかくたくさん!!
もう診察しすぎて疲れちゃった・・・。
「あぁ~記憶喪失ですね・・・。
脳に外傷はないので、一時的なものだとは思いますが・・・。
とにかく1ヶ月間は様子をみましょう。一ヶ月もすれば少しは記憶が戻るハズですから。」
なんだよ、そのハズって!
絶対ってしてほしかったなぁ。
なんか漠然としすぎで・・・。
「ハァ・・・。」
ついつい出るため息。
テンションが下がったまま
車にのるわたし。
「そんなに暗くならないで!
・・・じゃあデザートでも買ってかえる??」
本当?!
「やったぁ☆」
単純な私・・・。(笑
でもデザートは楽しみだッ♪
車はスーパーマーケットに着いた。
「葵もおりる?」
もちろんッ!デザートは自分で選びたいし♪
私って結構食いしん坊だな。
「行く!」
そう言いながら早くも車を降りる私。
「はいはい。」
お母さんと(もウ(?)を付けるのはヤメタ!だってデザートを買ってくれるんだったら、間違いなく親 でしょ!!
なんて根拠もなく思った。)
スーパーに入った。
涼しい↑でも少し寒いかも。
「葵はどれがいい?なんでもいいわよ。アイスでもお菓子でもプリンでも。」
やっったぁー♪
「考えてくるっ!」
そうお母さんに言いスグにお菓子売り場へと急いだ。
なぜお菓子かというと
アイスは 寒い・・・。
プリンはなんか気分が乗らない・・・。
ってなったらお菓子しかないでしょ!!!!
「何しよっかなぁ」
記憶喪失になって初めてこんなにワクワクした。
ドキドキなら如月君でしたけど・・・。
「これにしよっ♪」
私が決めたのは、金平糖だった。
なぜかはわからなかったが
なんだかとても食べたくなった。
「お母さん!私コレにするッ」
私がそう言いながらお母さんの下へ行くと・・・
お母さんは
< 7 / 27 >

この作品をシェア

pagetop