双子アイドル

帰りのHRが終わると皆がすぐに帰っていく



これから仕事の人も少なくないだろうし



とうとう残っているのは快斗くんと私の2人だけ



言わなきゃ……




『か、快斗くん…!』



快「……どうしたの?」



『わ、私……快斗くんのことが好きです、
付き合ってくださいっ』



快「いいよ─────────って言ったらどうするの?」



『っえ?』



快「俺気づいてるよ?」



『な、何を……?』



快「本当は俺のこと好きじゃないでしょ」



『そ、そんなこと、ないよ…』



「玲ちゃんはさ自分の気持ちに素直になりなよ。俺になんか告白したって得なんてないだろ?それに俺玲ちゃんが好きなのは怜だって気づいてるんだから」



『なっ、そ、そ、そんな訳……き、兄弟なんだよ?あはは』



快「俺は兄弟だとしても恋愛していいと思うけどな」



『えっ……だ、だめでしょ』



快「法律では結婚とかは出来ないよ。だけどただ恋愛するだけならいいんじゃない?」



『っ!そ、そもそも私怜の事なんて好きなわけないじゃない……』



快「自分が認めたくないなら、無理にとは言わないよ。だけどあとで後悔するのは玲ちゃんなんだよ」




『っ!!』
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