Don't let me go, Prince!
少しでも恥ずかしさを誤魔化そうと、両腕を弥生さんの首に回してギュッと抱き着いてみせる。彼の肩に顔を埋めてしまえば……そう思ったのに。
「今日の渚は随分と積極的なのですね。そういう渚も嫌いではないですよ?」
そう言って弥生さんは、浮いた私の背中に手を伸ばしてブラのホックを外してしまう。締め付けから解放された私の胸が、弥生さんの大きな手でやわやわと揉みしだかれる。
ツンと尖ってしまった先端を彼の親指で弄られてしまうと、我慢していても甘い声が漏れてしまう。
「や…だっ……その触り方、いやらしい……」
しつこく胸の先端を弄るのは、私がそうされることに弱いことを彼がちゃんと知っているから。弥生さんの手が、指が私を簡単に濡らしていくのよ。
「そうですね、私は渚といやらしい事をしたいんです。ほら、渚はこれも好きでしょう?」
「ひゃあっ……!」
フッと耳に息を吹きかけられて、ゾクゾクが止まらなくなってしまいそう。それだけじゃなく弥生さんは私の耳朶を甘噛みしてくるの。
「やっ、あん……あ、あ……」
何度も繰り返される耳朶への攻撃に私の腰はヘロヘロで……簡単に弥生さんから押し倒されショーツを奪われて、グイっと脚を開かれてしまう。
「やっ、弥生さん……!」
リビングの明かりが漏れて、ここだって明るいのに……自分でも見ないような場所をジッと見られてしまい恥ずかしくて堪らない。
目を瞑っていると弥生さんの指が私の秘部をなぞりだす。
「渚、貴女は本当に感じやすいんですね。ほら、こんなに溢れてる。」
何が、なんて言われなくても分かっている。弥生さんは私の愛液を指で広げて、敏感な場所をゆっくりと攻め始める。