Don't let me go, Prince!
「んっ…やあ……そこ、だめぇ……や、んっ……」
「今日も可愛く啼いてくれますね。」
私の弱い所を何度も弄られて、声を抑える事も出来ずに彼の望む様に私は喘ぐことしか出来ない。
反撃したくてもベッドの上では弥生さんに勝てたためしなんか一度も無くて……
外の敏感な場所だけでなく、彼の長い指が私の内側へと入り込んで遠慮なく中をかき回していく。
「あっ!だめ…そこ、ヤダって……ぁあんっ……」
クチュクチュと卑猥な水温を聞かされて、恥ずかしくて堪らないのに……どうしようもなく気持ちが良い。
弥生さんの体温が、敏感な場所に触れる指先が私をおかしくしていくの。
「弥生…さんっ。おねが…い、もう……きて?」
指で与えられる快感だけでは物足りず、私は彼自信を強請る。……早く、弥生さんと一つになりたいのよ。
「辛かったら、ちゃんと言うんですよ?」
私の太腿にキスをして、弥生さんが私の中へと入ってくる。受け入れる時は少し苦しいけれど、彼が優しく私を揺らし始めればそれもすぐに快感へと変わる。
「あっ……奥、そんなに突いちゃ……そこ、やだっ……んんっ!」
私の様子を観察しながら奥まで何度も突いてくるから、私も必死で弥生さんの背中に腕を回して抱きつくことしか出来なくて……
「渚、渚……」
熱っぽい声で名前を呼ばれて、私は弥生さんより先に達してしまう。それでも動きを止めてくれない彼に、今夜も思い切り翻弄されることになってしまって。
新しい二人きりの生活は、こうして想像していたのよりずっと甘く淫らに始まったのだった。