ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
「ずっと暗闇にいるお前に届く言葉を考えてた。
今のお前は…自分のせいで傷つく人がいると“思い込み”、自分が傷つきたくなくて逃げているだけだ。
本当に守りたいなら、ルチアにしかできない力で戦ってみろよ。」
わかってる。本当はわかってる。
思い込みだなんて言われたくなかった。
自覚してしまえば、私の逃げ道がなくなってしまう。
自分に自信がないから、私が原因だと責められたくなかったから守るためだと避けていた。
「涙が出てるって事は感情なんて捨てきれてないんだ。
まだ終わってない。
これから始めていけばいい。」
涙…。
私、今泣いてるんだ。
生暖かいものが頬を伝ってそれを手で拭き取る。
今のお前は…自分のせいで傷つく人がいると“思い込み”、自分が傷つきたくなくて逃げているだけだ。
本当に守りたいなら、ルチアにしかできない力で戦ってみろよ。」
わかってる。本当はわかってる。
思い込みだなんて言われたくなかった。
自覚してしまえば、私の逃げ道がなくなってしまう。
自分に自信がないから、私が原因だと責められたくなかったから守るためだと避けていた。
「涙が出てるって事は感情なんて捨てきれてないんだ。
まだ終わってない。
これから始めていけばいい。」
涙…。
私、今泣いてるんだ。
生暖かいものが頬を伝ってそれを手で拭き取る。