ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
自然と私たちは、お互いの唇が触れて優しくシーツへ押し倒される。



「ルチア…っ」



「…っ。」



あまりにも優しい声で私を呼ぶから、今までにない感情で胸が締め付けられる。



痛いとかではなくてそれが心地よくて…。



彼の首に両腕を回して縋り付く。




こんなにも彼を好きになっていたなんて。



嫌いだった温もりが今ではないと落ち着かないくらいにまで変わった。



「アラン…好き…っ大好き…っ!

朝まで一緒にいて…?」



「…―っ!」




「あのなぁ、あまり俺を煽るなよ。

ずっと好きだった子と両想いになれたんだ。
手加減できそうにない。」




「手加減しなくていい。

あんたなら大丈夫。」




彼の首に回していた手を自分の方へ引き付けて、今度は私から唇を重ねる。

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