ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
「ん…。」




カーテンから差し込む日差しで目が覚める。




「起きたか?おはようルチア。」




「アラン…おはよう。」




起きたら隣に誰かがいて、挨拶して…。



こんな当たり前な事が今幸せで。



私は…誰とも関わって生きては行けない。
関われば人を不幸にする。


そう思っていたから、夢のような一晩だった。



「ねぇ、アラン。

今日、国境付近の警備なのよね?」




「ああ、半日はかかるな。」




やっぱり、一旦ここでお別れだ。



「これから、私の事で驚くとがあるかもしれない…。

それでも、最後まで私を信じて。」

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