ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
「俺がいつ彼女に触れていいと許可した?」



「あ、いえ、彼女がバルトラ様を睨むものでしたからつい·····申し訳ございません!」



この人急に口調が変わった。
こっちが本性ね。


「つい·····ね、なら」


バンっ!


「あ、あぁ·····っ」



「彼女に勝手に触れたものだから俺もつい」



胸元から何かを取り出したと思ったらそれは黒い塊·····小型の銃だった。


なんの躊躇いもなく彼の脚を目掛けて打った。
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