ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
静かに扉を開けて、ルミナスは去る。
ルミナスには本当に申し訳ないことをした自覚がありすぎて、余計に苦しくなる。
こんな私を大切にしてくれているのに、見殺しにしてほしいと言っているのだから……。
心の優しいルミナスは、相当苦しんでいるはずだ。
それでも、私は……。
「はぁ、考えるのはもうやめよ。
久々に人と話して疲れた。」
用意されたシングルベットに横たわる。
自分が思ってた以上に疲れていたせいか、直ぐに私は意識を手放した。
……その夜やってきた。
ルミナスが言っていた夢を。