ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
「最後は知っての通り、ルベライトの騎士、アラン・クラークだ。」


「皆、ありがとう。
ルチア。何かあったら彼らに頼るといいわ。」


「何かあったらね。」


ルミナスは私の様子を伺っている。

皆の様子を見るにちゃんと約束を守ってくれている。



「疲れた……。」


食事が終わって戻るなり、私はすぐにベッドへ倒れ込んだ。



常に1人でいた私からしたら、これからほぼ1ヶ月毎日食事をするのに耐えられるか。


ここ数十年誰かと一緒にいるなんてなかったから。


実際に皆で食べるのはものすごく嫌ではなかった。


…あれ?私今、嫌じゃないって思ってた?


私は災いを齎すのに…。


光溢れる皆といていいはずない。
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