フォンダンショコラな恋人
「翠咲……」
「んっ……」
唇が重なる。
翠咲の口の中に倉橋の舌が遠慮なく入ってきて、緩くかきまわされると甘く声が漏れそうになる。
また……っ!
翠咲は息が苦しくなって、倉橋を軽く叩く。
倉橋がそっと翠咲を離した頃には、翠咲は息も絶え絶えだ。
「あんな奴に笑いかけるなよ。飲み物とか持ってこさせるな。こんな可愛い浴衣姿とか……見せるなよ」
低い声で耳元で、淡々と告げられる。
「……っ! なんなのよ! なんでキスなんかするのよ。なんで、こんな風に抱きしめるの!? 自分だって女子に囲まれていたくせに、なんなのよっ」
「言っただろう。僕は翠咲が好きだって。君にしか興味はない」
知らないわよっ……。
そう言い返そうと思って翠咲は動きを止める。
……ん?
ち、ちょっと待って、この人のこの行動って……。
「倉橋先生……」
「陽平」
「んっ……」
唇が重なる。
翠咲の口の中に倉橋の舌が遠慮なく入ってきて、緩くかきまわされると甘く声が漏れそうになる。
また……っ!
翠咲は息が苦しくなって、倉橋を軽く叩く。
倉橋がそっと翠咲を離した頃には、翠咲は息も絶え絶えだ。
「あんな奴に笑いかけるなよ。飲み物とか持ってこさせるな。こんな可愛い浴衣姿とか……見せるなよ」
低い声で耳元で、淡々と告げられる。
「……っ! なんなのよ! なんでキスなんかするのよ。なんで、こんな風に抱きしめるの!? 自分だって女子に囲まれていたくせに、なんなのよっ」
「言っただろう。僕は翠咲が好きだって。君にしか興味はない」
知らないわよっ……。
そう言い返そうと思って翠咲は動きを止める。
……ん?
ち、ちょっと待って、この人のこの行動って……。
「倉橋先生……」
「陽平」