フォンダンショコラな恋人
「なんで勝手に入り込んでいるの?」
「え……いや、私は鍵を預かって……」
勝手に入り込んだら、もう犯罪ではないか。
「勝手に入り込んだら、不法侵入なのよ!」
確かに。そうでしょうとも。
「ですから、鍵を……」
……て言うか一体誰なのだろうか?
「鍵ってなに? お兄ちゃんからもらったとでも言うの?!」
あ!
「ホットケーキの妹さんだ!」
「なんで知ってんのよ」
「確かに、似てますね! 可愛い。美人だわ」
「分かりきってること言わないで。……ていうか、あなた誰なの?」
おお!これは間違いなく兄妹だわ!
納得の翠咲だ。
だが翠咲が果てしなく納得しているのに反し、妹である彼女は全く納得していない雰囲気だった。
「だからっ! 誰なのよ?!」
お兄ちゃんが女の人に鍵なんて渡すわけないっ!とか聞いてない!とかを、心の中で、そーでしょうねぇと同意していた翠咲はお客様のクレーム対応に慣れている。
「分かりますよー。倉橋先生は他人に鍵なんて渡さないタイプですもんねぇ」
「え……いや、私は鍵を預かって……」
勝手に入り込んだら、もう犯罪ではないか。
「勝手に入り込んだら、不法侵入なのよ!」
確かに。そうでしょうとも。
「ですから、鍵を……」
……て言うか一体誰なのだろうか?
「鍵ってなに? お兄ちゃんからもらったとでも言うの?!」
あ!
「ホットケーキの妹さんだ!」
「なんで知ってんのよ」
「確かに、似てますね! 可愛い。美人だわ」
「分かりきってること言わないで。……ていうか、あなた誰なの?」
おお!これは間違いなく兄妹だわ!
納得の翠咲だ。
だが翠咲が果てしなく納得しているのに反し、妹である彼女は全く納得していない雰囲気だった。
「だからっ! 誰なのよ?!」
お兄ちゃんが女の人に鍵なんて渡すわけないっ!とか聞いてない!とかを、心の中で、そーでしょうねぇと同意していた翠咲はお客様のクレーム対応に慣れている。
「分かりますよー。倉橋先生は他人に鍵なんて渡さないタイプですもんねぇ」