フォンダンショコラな恋人
端の方にひっそり座られたのでは気付かない。
割と結衣との話に夢中になっていたことも、ある。
けど……けど……。
妙に空気だけがひんやりしていて、一切表情が動かないのが、怖すぎる‼︎
心臓がすごく、どくどく言っていて身動きできない。
変な汗が出てくるし。
「ご……ごめんなさい」
「何に対して? 事実ではないことですか? 事実確認をしないで中傷しようとしたこと?」
「中傷とか、そういうことでは……っ」
「そうですね。その言い方も適正ではなかった。別に僕の名誉を傷つけられたとかではないので。単なる悪口ですかね」
何って……何って……
「あなたのそういう所が嫌いなのよ」
「え……」
し、しまった、口が滑った……。
割と結衣との話に夢中になっていたことも、ある。
けど……けど……。
妙に空気だけがひんやりしていて、一切表情が動かないのが、怖すぎる‼︎
心臓がすごく、どくどく言っていて身動きできない。
変な汗が出てくるし。
「ご……ごめんなさい」
「何に対して? 事実ではないことですか? 事実確認をしないで中傷しようとしたこと?」
「中傷とか、そういうことでは……っ」
「そうですね。その言い方も適正ではなかった。別に僕の名誉を傷つけられたとかではないので。単なる悪口ですかね」
何って……何って……
「あなたのそういう所が嫌いなのよ」
「え……」
し、しまった、口が滑った……。