フォンダンショコラな恋人
「無理じゃないよ。これだけ感じるなら大丈夫。でもそれは今度にしようか。今日はほら、僕の彼女だって思い知らせないといけないからね」

そう言って陽平は翠咲に向かって、それはそれは綺麗は笑顔を向けたのだった。

ほんっとうに記憶力のいい彼氏ってどうなの?!

そして記憶力のいい彼氏は、吹けば飛ぶどころか、思いがけない体力もあって、翌朝翠咲は危うく寝坊するところだったのだ。
< 180 / 231 >

この作品をシェア

pagetop