フォンダンショコラな恋人
その後は機材の話や、ゲームの話、フォロワーについてなど2人が仲良く喋っているのを、翠咲と陽平も引っ越しや陽平の家に挨拶に行く打ち合わせをしながら、見ていた。

「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「今度、翠咲さん、うちにご挨拶にきてくれるんでしょう? 一緒に晃希くんに来てもらったらダメ?」

「構わないが……晃希くん、いいのか?」
「はい。機材見るにも回線回りとかPCとか確認しておきたいので」

まさかそこまで気が合うとは思っていなかったけれど、翠咲はそれもありなのかもしれない、と笑ってしまった。

「楽しそうだな」
「うん。晃希にもいいお友達ができたし、私も陽平さんのお宅に行くのに緊張しなくて済むんだもの。愛梨沙ちゃんも、晃希も一緒なら一安心だわ」

「結局、僕だけが緊張して何だか損した気分だな」
「そうなの?」
「言うほどには思っていないけどな」

翠咲の家にお邪魔して、翠咲の子供の頃写真など見せてもらって、高校の時のチアリーディングの写真は可愛かったし、自宅には不在だった晃希ともこうして、愛梨沙を通じてだけれど、親しくなれた。

家族ぐるみでの付き合いも翠咲となら悪くない。

だから翠咲を選んで正解だったのだ、と陽平は翠咲をきゅっと抱きしめたのだった。


     ✽+†+✽―END―✽+†+✽


(。>ㅅ<。)💦本当はね、ここで完結にしようと思ったのですが、もう1本、ストーリーを続けても良いですか?
(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)💕お付き合いいただけると、とてもとても嬉しいです。

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