フォンダンショコラな恋人
その冷静な表情に腹が立つ。
全くもう!
ムダにイケメンなのよっ!
「そういうところが……嫌いなのよ!」
「全く君は……そんな真っ赤な顔で言っても、説得力がないんだ」
腰を強く抱きこまれて、あの倉橋とはとても思えないくらい、熱く、熱く抱きしめられる。
もう抵抗なんて出来なかった。
なんだか嬉しそうに見える倉橋の顔を見つめていたら、その距離が近くなってまた唇が重なってしまったから。
今度は最初から情熱的なキスだった。
熱を伝えるように何度も溶け合うように舌が絡む。
キスだけのはずなのに、翠咲は気持ち良くて立っていられなくなりそうだった。
「嘘つきだ。こんなになってるくせに嫌い?」
「嫌い……」
緩く擦れる舌の甘さに、酔いそうだ。
こうでも言わないと、全てを持っていかれそうだから。
心も身体も、全部。
「本当に?」
分かっているけれど、聞いてあげる。
倉橋はそんな顔をしていて、それはひどく翠咲の心を揺さぶる。
「その顔……ダメ、反則っ……」
「虚偽の申告は……絶対許さないけど……」
全くもう!
ムダにイケメンなのよっ!
「そういうところが……嫌いなのよ!」
「全く君は……そんな真っ赤な顔で言っても、説得力がないんだ」
腰を強く抱きこまれて、あの倉橋とはとても思えないくらい、熱く、熱く抱きしめられる。
もう抵抗なんて出来なかった。
なんだか嬉しそうに見える倉橋の顔を見つめていたら、その距離が近くなってまた唇が重なってしまったから。
今度は最初から情熱的なキスだった。
熱を伝えるように何度も溶け合うように舌が絡む。
キスだけのはずなのに、翠咲は気持ち良くて立っていられなくなりそうだった。
「嘘つきだ。こんなになってるくせに嫌い?」
「嫌い……」
緩く擦れる舌の甘さに、酔いそうだ。
こうでも言わないと、全てを持っていかれそうだから。
心も身体も、全部。
「本当に?」
分かっているけれど、聞いてあげる。
倉橋はそんな顔をしていて、それはひどく翠咲の心を揺さぶる。
「その顔……ダメ、反則っ……」
「虚偽の申告は……絶対許さないけど……」