星に愛された彼女は

「女子が嫌いだからでしょ?だから性別にこだわらずに私を見てよ!」

「……」

「…ねぇ、フードを取って?」

何で脱がそうとしてくんの?変態?てかこういう子を痴女って言うの?

「…はぁ」

面倒くさくなってきた私は手っ取り早く話を終わらせるためにフードを取った。

「…ホントに綺麗な顔。」

…あぁ、そう言うこと。さっきぶつかったときに顔を気に入ったのか。

「その顔のせいでしょ?女子が嫌いになったの。」

まだその設定なんだ。

「人のトラウマ抉って楽しい?」

馬鹿にするように笑う。

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