星に愛された彼女は
シーンと、保健室の中が静かになる。
姫って言う立場は総長の女だからなれる。総長の目の前でその女に告白するとか宣戦布告なのか、ただ思い出として言いたかったのか…まあ、どっちも考えてなさそうだけど。
チラリと銀髪を見ると眉間にしわを寄せている。
やっぱりこんなクソ女でも好きな女なのか…顔からイラついてるのがにじみ出てるな。
「リ…キ…?私…でも、リクトが好きで…」
「っ…諦められるかよ!ずっと…ずっと、好きだったんだ。昔から…!」
「っ…ただの仲の良い幼馴染みだと思ってた…」
あー…はいはい、状況理解。こういう小説あるあるー…。