星に愛された彼女は

シーンと、保健室の中が静かになる。

姫って言う立場は総長の女だからなれる。総長の目の前でその女に告白するとか宣戦布告なのか、ただ思い出として言いたかったのか…まあ、どっちも考えてなさそうだけど。

チラリと銀髪を見ると眉間にしわを寄せている。

やっぱりこんなクソ女でも好きな女なのか…顔からイラついてるのがにじみ出てるな。

「リ…キ…?私…でも、リクトが好きで…」

「っ…諦められるかよ!ずっと…ずっと、好きだったんだ。昔から…!」

「っ…ただの仲の良い幼馴染みだと思ってた…」

あー…はいはい、状況理解。こういう小説あるあるー…。

< 113 / 258 >

この作品をシェア

pagetop