星に愛された彼女は

お昼ご飯?を食べ終わった私と怜はそろそろ家に帰ろうかと帰る支度をしていた。

「またここにこれて良かった!!」

「昨日騒いでからまだ1日も経ってないけどな。」

「いいじゃん!それが僕らだよ!」

怜に言い分にまあな、と返す。

「…お前らもう帰るのか?」

シュンがジトッとこちらを見てくる。

「元々昼だけ食って帰るつもりだった。」

長居するつもりはない、とハッキリ言うと幹部室にいる3人がまるでお化けのような空気を纏った。

「美玲…怜…また…バイバイ…やだ」

アオイがクゥンと、鳴きそうなほど悲しそうな眼差しでこちらを見つめてくるので良心が痛む。

…たれた耳と尻尾が見えてきそうだ…

「そーちょー、帰らせないよー?」

ぬるりと私の後ろに立つルイ

そう言われてもこちらとしては帰りたいのだが…

「─僕ら、寂しいんだよ?」

……ルイは私のツボをよく分かっている。ルイは人を良く見る、だから私のこともよく見て観察して理解している。

そう…この幹部室にいる中で唯一私の弱点を知っていると言っても過言ではない。

それほど人をよく見るルイは私を引き止める方法も分かっている。それは…

「それとも…そーちょーは僕らのこと嫌いなの?」

うるっと涙を浮かべるルイに違う!!と、勢いよく返事しそうになる。

私の弱みの1つ、弟属性の涙

怜という天使な弟がいるからこそ他の末っ子属性、弟属性が泣きそうになっていると思わず慰めて甘やかせてしまいそうになる。

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