星に愛された彼女は

「ッ!ぶっ殺してやるっ!!お前ら二人とも!!ぜってぇ許さねぇからな!!2対1とか卑怯なんだよ!!火龍舐めてんと痛い目に遭うってことを思い知らせてやる!!」

「…は?」

そしてリキが来て私は初めて口を開いた。

「お前さぁ…なんて言った?」

怜が立ち上がって私の所に来るのと交代するように今度は私がリキの目の前にしゃがむ。

ガッとリキのあごを掴んで上を向かせる。

「ッ…放せっ…」

暴れようとするがまだお腹が痛いのか苦しそうに顔を歪める。

「お前から仕掛けたケンカだろ、それなのに言い訳してダサいとか自分で思わねぇの?」

「ッ…そっちから仕掛けて「はぁ?もしドアのこと言ってるんだったらお前が悪いだろ。」

わざと声をかぶせて冷めた目で見る。

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