星に愛された彼女は

「怜…くん？」

沙紀は驚いた顔で怜を見つめた。

「沙紀！笑って！」

そんな怜の言葉に俺も含め沙紀と二人でポカンとしてしまう。

「沙紀、可愛いから沙紀の笑顔見ると僕も玲央も強くなれるんだ！！」

「へ…」

「沙紀の笑顔って見てて暖かくなれる…すっごい魔法なんだ。」

「え…」

「そんな笑顔を見たくて僕は沙紀の横にいたいって思うよ！」

「っ…」

怜の褒め言葉にドンドン真っ赤になっていく沙紀を置いて怜はまだまだ褒め続けそうな勢いだ。

いや、褒めるというか告白なのでは…？

この状況をあっさりと見ている自分に驚きつつ二人を眺める。