星に愛された彼女は

「シュンが行くなら僕も行く~。phantomって結構治安悪いから美玲が心配だよー」

と、思ったところで怜がそう言うので驚く

…治安悪いけど俺総長だぞ?結構強いと思うんだが…心配されるほど弱いと思われてるのか?

「別に大丈夫だ。本当に聞き込みするだけだし、ケンカ吹っかけられてもやり返せばいいしな。」

そう言うと怜はムスッと頬を膨らませる

「そーゆー問題じゃないの!美玲は女の子なんだから自覚してよ!!」

その言葉に少しムスッとする

「女だからなんだよ。別に俺が女だって知ってる奴は本当にごくわずかの人間だけだろ」

「それでも油断できないでしょ!?」

「だから変装するんだ」

「それでもバレる可能性が0な訳じゃない!」

「それでも今はやるしかないんだ。」

「美玲じゃなくてもいいでしょ!?」

「俺は総長だ、月光を守り抜くためにやるんだ。止めんな」

「で、でも!!」

なんでこんなに食い下がる?

こんなに止められる理由が分からない

この間の生徒会の件から少し変な気がする

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