星に愛された彼女は
微笑みかけるとその場にいた幹部がバシンッと怜と俺の背中を叩く
「「いっ…た!!」」
怜と言葉が被る
「お前ら急に何すんだよ…」
背中をさすりながら睨み付けるとごめん、と悪びれもなく笑うこいつらに後で仕返してやろうと秘かに考える
「絶対赤くなったよ!ひっどーい!」
怜も涙目で自分の背中をさすっている
「なんだよ、喝を入れてやったんだろ?」
「そーちょー、ふぁいと~」
「変装、俺に、まかせて…」
それぞれが場を和ませようとしてくれているのが分かって笑みがこぼれる
怜の方を見ると笑顔が浮かんでいて安心する
「ここにいる五人で仲間を守ろう、このチームに来る敵なんてなぎ払おう。皆で生きて守るんだ…約束」
今誓おう、怜の不安さえもなぎ払うくらいの心からの誓いを