星に愛された彼女は

「悪い、大丈夫か?」

声をかけると小学生くらいだろうか。男の子は肩を揺らして俺を真っ直ぐ見つめた

「…みれー?」

「ん?」

「みれーでしょ!」

幼い男の子はぱぁっと瞳を輝かせて俺を見てくる

「だれ?」

「オレ大星(たいせい)!早く来てみれーおにーちゃん!」

俺の手を握って走り出す男の子にあわてて歩幅をあわせて俺も歩く

名前だけ知ってる感じか?性別が女ってことは分かんないみたいだけど…

「みれーおにーちゃんはアオにいと遊ぶために来たの?」

「アオにい?」

「うん!オレのおにい!」

にぱっと笑う大星にどこか似た面影を見つける

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