星に愛された彼女は

「あ!おにい!」

「たい…せ…よかっ、た…」

「えへへ!みれーおにーちゃん迎えに行ってたんだよ?」

その言葉で大星しか視界に入れてなかったアオイがやっと俺を見る

「弟か?」

「…うん」

そんな俺の一声に気が抜けたのか、弟を抱えて扉を開けるアオイに後ろからついて行く

ふと玄関にある家族写真に目を奪われる

まだ今より身長が低いアオイと大星、それと両親らしき人が写っている

…仲良いんだ。

そこに写っている皆が笑っているのを見て自分の両親に会いたくなった

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