星に愛された彼女は
ボーッと見ているといつの間にか玄関には自分しかいないことに気がついて急いでリビングに行く
ドアを開けるとアオイが大星を注意している会話が聞こえる
「大星、勝手に出て行かない…わかった?」
「はぁーい!」
お兄ちゃんしてんなー…
いつも俺が見ているアオイを思い浮かべると別人のように思う
リビングを見渡すと少し前、怜と遊びに来たときと何も変わってなくて懐かしく思う
「美玲…行こ」
「ん、分かった。」
声を掛けてきたアオイに返事をして少しアオイの後ろに目線を向けると他の部屋に入っていく大星の後ろ姿が見えた
もう9時半だし良い子は寝るんだろうなー…なんて思ってアオイに案内された部屋に入る