星に愛された彼女は

「アオイ、着替えた」

声を少し張り上げて扉へ声をかけるとすぐに開く

「ど、う……」

アオイは俺を見ると固まって凝視してくる

まあ、俺顔だけはいいしそりゃそうなるわな

「どう?変かな?」

常に男声にしていた声をオフにして女らしく振る舞ってみる

「違和感ない?フリフリしすぎて変な感じだけど…」

髪を耳にかけてアオイの顔を覗き込む

「綺麗?」

「…キレイ」

「ありがとう」

少し顔を赤くするアオイが面白くて少し笑うと更に赤くなる

「やっぱ、しゃべり方に違和感。でもこの姿でこのしゃべり方も違和感あるよな」

一歩離れて話し方だけ元に戻すとアオイの顔色も徐々に元通りになる

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