星に愛された彼女は
美玲side

ふわりと微笑むアオイに少し戸惑う

「…ありがとう」

いつもはほわほわしてるのに…今日のアオイは少し変だ

何かはよく分からないがとにかく違う気がした

少しアオイを見つめて分かった気がした

…かっこいい?

いつもは可愛い大型犬だけど今は犬っぽくないから?

だからさっき…

「美玲?」

アオイに話し掛けられて思考を停止する

「なんだ?」

「鏡…どぞ」

「さんきゅ…」

気を取り直して渡された鏡を覗き込む

「おぉ…」

思わず嘆声がでてしまうほどそれはそれは別人に仕上がっていた

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