星に愛された彼女は
「とりあえず、話戻すぞ。」

町田がそう言うので怜もおとなしくなる。

「先に怜の靴箱教えるぞ、」

ちょいちょいと、怜に手招きをして教える。

「ここってことは、クラスはCかBあたり？」

怜がそう聞くと町田はああ、と頷いた。

「僕と玲央は同じクラスなんだよね？」

「そーだぞ、あ、真島の靴箱はここだ。」

町田が指を差したところを記憶しながら実はずっと片手で持っていた靴を入れて、室内履きに履き替える。

怜も靴を納めると室内履きを履いた。

「クラスは二人とも二のBだ。多分もうすぐ始業式はじまるし教室行け。」

町田はそう言うが、肝心の教室の場所が分からない。

私が聞こうとするより先に怜がはーい！と、元気に返事をした。

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