星に愛された彼女は
教室へ
「玲央、イス座ったら?」
怜がパイプ椅子を置いてくれたので遠慮なく座る。
「ホント、大変だったね?何なのあいつら!」
「…関わりたくねー。」
願望がポロッと出てくるが、きっとあいつらはまた接触してくる。
黒月と白星の私たちに接触してくるのか、怜と玲央の私たちに接触してくるのか…それで対応を変えないとな。
「玲央…あいつらどうする?絶対、絡んでくるよ?」
「…怜はあいつらとどうなりたい?」
「…それは白星としての僕に聞いてる?」
「うん…」
怜の目が鋭くなる。
白星の時の怜は空気が変わるから。
「あいつのチームには入りたくない。てか入れないし、入ったとしても敵が増える。協力関係になるとしてもメリットがないしね。」
同感…助けてあげるほど仲良くもないし。一緒に戦ったとしても怜を守るのを疎かにするのは嫌だ。
「つまり今後、あいつらから逃げ続けるってことでいい?」
「いーよ!」
「りょーかい」