星に愛された彼女は
「バカって送っとけ。」

「はーい!」

スマホをいじる怜をボーッと見ながら昨日のことを思い出す。

…楽しかったな。

酒飲んで騒いで、ケンカして…あいつらと遊ぶ時間も減るのか…。

そう思ったら少しだけ寂しくなった。

「送ったよー!って、もう返信来た!」

怜がこちらに画面を見せてくれたので覗く。

『バカって絶対、美玲が言っただろ!!泣くぞ!?』

「シュンに送ったのか」

「うん!バカって言ったらこいつじゃん?」

確かにな…怜の言う通りだ。

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