星に愛された彼女は
「……だぶん」
「え~…絶対まずいよそれ。」
決めつけはよくない…それに炭酸のシュワシュワとオムライスのおいしさが一緒になるんだ…きっとおいしい。
「後で飲ましてやる。」
「え!え、遠慮しとくよ!」
怜が慌ててそう言うのでそんなにまずそうなのか逆に気になった。
「…飲んでみようかな。」
「玲央、まだ死ぬには早いよ!」
まずいぐらいで死なない
ペットボトルの蓋をひねろうとした瞬間…
「玲央!ストップ!」
と、怜にペットボトルを奪われた。
「…怜。」
「教室着いたから!後にしよ!ね!」
そう言って怜がバッと1つの教室を指さした。
「…ホントだ。」
「だから今はやめよう!」
……まあ、別にいつでもいっか。
「わかった。」
私がそう言うと怜はあからさまに安堵した表情になった。