星に愛された彼女は

「じゃあ、行くよ~」

怜はどんどんスピードを上げて学校に向かった。

風が当たって涼しい…。

そんなことを考えながら怜にしがみつく。

スピードが凄かったからかすぐに学校に着いた。

「美玲~、着いたよ?」

「ん。」

私はぴょんっとバイクから降りた。

「止めてくるから待ってて~!」

そう言って怜はバイクを押してどこかに行ってしまう

待っとこ…

私はフードを深く被って校門の前で待っていた。

私は学校に入っていく人達をボーッと見ていた。

女はケバいし男は髪が派手すぎてチカチカする。

やっぱり不良多いんだな…と思いながらも自分も不良だったな…とも思う。

< 8 / 258 >

この作品をシェア

pagetop