星に愛された彼女は
ボーッと待っていると誰かの肩がぶつかった。
「っ…」
私は急なことで少しふらついた。
「いて~な~!何してくれるんだよっ!」
そう言ってがたいのいい男は私に、ニヤニヤとした笑みを向ける。
なにこいつ…私を雑魚だと思って絡んできたの?
「…急に何?そっちがぶつかってきたんでしょ?」
私がそう言うと男は今にも殴りかかりそうな勢いで胸ぐらを掴んできた。
「あんま、調子乗ってんじゃねーぞ…」
調子乗ってるのはお前だろ…、てか沸点低いな
蹴りの一発でも食らわそうと考えていると横から手が伸びてきて男の手をひねりあげた。
「イテテテテテッ!!」
掴まれていた手が離れたことで私も解放される。