星に愛された彼女は
「っ…ちょ…無理…フフッ…アハハッ!」
怜が急に腹を抱えて爆笑し始めた。
「玲央サイコー!正直すぎだってぇ~…アハハッ!」
怜につられるかのように周りから少しずつ笑い声が聞こえてくる。
「…っ…」
あーあ…コイツの仲間…炎龍の奴ら?までちょっと笑いそうになってるじゃん。
「笑い事じゃないよ!」
大きな声を出す愛梨にまた静かになる。
「なんとそうやって笑い事にするの?そんなに私が嫌い…?私は…あなたと仲良くっ──」
「あのさぁ…」
低めの声を出して話し掛けるとビクッと肩が揺れる。
「こっちが本気で嫌がってるって分かんない?」