(仮)愛人契約はじめました
村井が、
「じゃあ、蓮形寺さん。
そうだ。
うちの連中が今度秘書課の人とコンパしたいって言ってたんだ。
今度、よろしくね」
と言って道馬にも挨拶し、降りていく。
おう、と道馬は村井に手を上げたあとで、こちらを向いた。
「いや~、君、よく蓮太郎と付き合ってるね~」
「は?」
「いい奴なんだが、変わってるから。
じゃあ、蓮太郎をよろしくね。
……蓮太郎、月子ちゃんとは見合いしないみたいだし」
と言って、にんまり笑う。
「月子ちゃんって、おとなしいよね」
ええっ? 誰がですか、と口から出そうになった。
「じゃあ、蓮形寺さん。
そうだ。
うちの連中が今度秘書課の人とコンパしたいって言ってたんだ。
今度、よろしくね」
と言って道馬にも挨拶し、降りていく。
おう、と道馬は村井に手を上げたあとで、こちらを向いた。
「いや~、君、よく蓮太郎と付き合ってるね~」
「は?」
「いい奴なんだが、変わってるから。
じゃあ、蓮太郎をよろしくね。
……蓮太郎、月子ちゃんとは見合いしないみたいだし」
と言って、にんまり笑う。
「月子ちゃんって、おとなしいよね」
ええっ? 誰がですか、と口から出そうになった。