私は天使に侵されている
美麗も来夢の頭を撫でる。
や、ヤバい……もう、目が…開けてられな……
「あ、寝た?」
案の定、先に寝たのは“美麗”だった。
「フフ…僕には勝てないよ?
我慢“しない”だけで“できない”わけじゃないんだよ?
僕にはできないことは“何一つ”ないんだから」
そう、努力、我慢、苦労など…来夢はしないだけで、できないわけではない。
何でも器用にこなし、才能のように失敗をしない来夢。
相手を見ただけで、どうすれば自分の思い通りに動かせるか、ある程度わかる来夢。
時には甘え、時には力任せに……
自分の良い様に相手をひれ伏させ、従わせ、遣うのだ。
来夢程、したたかな男はいないかもしれない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
美麗が眠ってから、来夢も眠りにつき先に起きた来夢。
美麗の姿を見て、身体が昂るのを感じた。
寝た時は来夢が美麗を抱き締め、美麗は来夢の胸の辺りに顔を埋めていただけだった。
しかし今は、美麗の方が抱きつきしかも脚まで来夢の脚に絡ませていたのだ。
「さすがに、反則だよ…美麗」
身動きが取れないので起こそうかと思ったが、これはこれで嫌なわけではない。
自然に美麗が起きるのを、待っていた。
しばらく見つめていると…
「ん……」
もぞもぞと動いて、美麗が目を覚ました。
「おはよ、美麗」
「え?あ…来夢くん、おはよう…」
「美麗、動けないんだけど……」
来夢がわざとに言う。
「ん?
━━━━━━!!!
あ!ご、ごめん!!!」
自分の状況を見てガバッと起き上がり、美麗がバランスを崩した。
しかしここはシングルベットの上。
慌てて飛び起きた為、そのまま美麗はベットから落ちそうになる。
「え………」
「美麗!!危な━━━━━━」
ドンッと音がして、二人はベットの下に落ちたのだった。
や、ヤバい……もう、目が…開けてられな……
「あ、寝た?」
案の定、先に寝たのは“美麗”だった。
「フフ…僕には勝てないよ?
我慢“しない”だけで“できない”わけじゃないんだよ?
僕にはできないことは“何一つ”ないんだから」
そう、努力、我慢、苦労など…来夢はしないだけで、できないわけではない。
何でも器用にこなし、才能のように失敗をしない来夢。
相手を見ただけで、どうすれば自分の思い通りに動かせるか、ある程度わかる来夢。
時には甘え、時には力任せに……
自分の良い様に相手をひれ伏させ、従わせ、遣うのだ。
来夢程、したたかな男はいないかもしれない。
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美麗が眠ってから、来夢も眠りにつき先に起きた来夢。
美麗の姿を見て、身体が昂るのを感じた。
寝た時は来夢が美麗を抱き締め、美麗は来夢の胸の辺りに顔を埋めていただけだった。
しかし今は、美麗の方が抱きつきしかも脚まで来夢の脚に絡ませていたのだ。
「さすがに、反則だよ…美麗」
身動きが取れないので起こそうかと思ったが、これはこれで嫌なわけではない。
自然に美麗が起きるのを、待っていた。
しばらく見つめていると…
「ん……」
もぞもぞと動いて、美麗が目を覚ました。
「おはよ、美麗」
「え?あ…来夢くん、おはよう…」
「美麗、動けないんだけど……」
来夢がわざとに言う。
「ん?
━━━━━━!!!
あ!ご、ごめん!!!」
自分の状況を見てガバッと起き上がり、美麗がバランスを崩した。
しかしここはシングルベットの上。
慌てて飛び起きた為、そのまま美麗はベットから落ちそうになる。
「え………」
「美麗!!危な━━━━━━」
ドンッと音がして、二人はベットの下に落ちたのだった。