私は天使に侵されている
数分後、来夢が来店してくる。

「いらっしゃいませ!お一人様ですか?」
「美麗…あ、いや、熊川さんは?」
「それがいないんです……」
「は?どうゆうこと?」
「さっき女性のお客さんと一緒に出たっきり、戻って来なくて……」

「は?どうゆうこと!?」

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「嫌!!やめて!お願い!
来夢!来夢!来夢、助けて!!」
「早く脱がせろよ!」
「いきまーす!」

ビリビリッ…と、制服が破られる。
「嫌ぁぁぁーーー!助けて!令子ちゃん!」
美麗は、令子に助けを求める。
でも令子は、目を反らしている。

男1「身体も綺麗~
傷ひとつないし!」
男2「令子ちゃん!動画、撮って!」
「え……」

正直令子は、この光景にひいていた。
目の前で起こっているのは強姦だ。
自分が男達に、美麗を襲うようにお願いしたことなのに、嫌悪感でいっぱいだった。

「もう、やめて…」
男2「は?」
男3「何、言っちゃってんの!?
お前がヤれっつたんだろ!?」
少し男達の、押える力が緩んだ。
美麗はこの隙に、突き飛ばして這い出た。

男1「おい!ちゃんと押えとけよ!」
男2「ヤベッ!!」

「来夢!!助けて!!!」
腰を抜かしてしまった美麗。
必死に這って、声の限り来夢の名前を呼んだ。

すると、タタタタッと走ってくる音がして━━━━━
「美麗!!?」
「来夢……」


来夢は、美麗の状態を見て一気に頭に血がのぼった。
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