私は天使に侵されている
「令子に言われて、僕の美麗を犯そうとした奴等だよ。
アイツ等にね、灰皿になってもらったの~
だってぇ、道端に煙草を捨てちゃダメでしょ?」
「来夢……お前…」
「んー?」
健悟や明博達が、退いている。
そして草野達は、退くどころかあまりの恐怖でその場に力が抜けたようにへたりこんだ。
「いくらなんでも、それはやめろよ?」
「ん?なぁに?」
これから来夢がしようとしていることを察し、健悟が焦ったように言った。
当の来夢は、目をパチパチさせて可愛らしく微笑んでいる。
「コイツ等が、許せないのはわかる。
でも、相手は女だぞ!
男だからいいとかじゃねぇが、そんな残酷なことやめろ!傷が残るだろうし、女にそんなこと……」
健悟が一生懸命、来夢を諭す。
健悟の言葉が耳に入っているのかいないのか、来夢は至って普通に言葉を続けた。
「僕ね、美麗のこと…大~好き!
好きすぎて、どうにかなりそうなの。
美麗に出逢って、初めてのことばかりなんだぁ。
こんなに好きになったのも、尽くしたいと思ったのも………
それにね、美麗の為なら何でもしてあげたい!
美麗の為なら、我慢できるし苦労してもいいよ!
対等じゃなくてもいいかなぁって思えるんだぁ!
でもね………それは、美麗が僕から放れない、美麗が苦しまない、悲しまない、傷つかないってのが、絶対必須事項なの。
草野達、僕から美麗を放そうとしたね?
美麗を苦しめ、泣かせて、傷つけた。
さぁ、どうしようかなぁ。
びっくりだよ!
草野達、今僕が言った必須事項を全部破ってるね?」
「来夢様…ごめんなさい……」
草野達はへたりこんだまま、必死に謝罪している。
アイツ等にね、灰皿になってもらったの~
だってぇ、道端に煙草を捨てちゃダメでしょ?」
「来夢……お前…」
「んー?」
健悟や明博達が、退いている。
そして草野達は、退くどころかあまりの恐怖でその場に力が抜けたようにへたりこんだ。
「いくらなんでも、それはやめろよ?」
「ん?なぁに?」
これから来夢がしようとしていることを察し、健悟が焦ったように言った。
当の来夢は、目をパチパチさせて可愛らしく微笑んでいる。
「コイツ等が、許せないのはわかる。
でも、相手は女だぞ!
男だからいいとかじゃねぇが、そんな残酷なことやめろ!傷が残るだろうし、女にそんなこと……」
健悟が一生懸命、来夢を諭す。
健悟の言葉が耳に入っているのかいないのか、来夢は至って普通に言葉を続けた。
「僕ね、美麗のこと…大~好き!
好きすぎて、どうにかなりそうなの。
美麗に出逢って、初めてのことばかりなんだぁ。
こんなに好きになったのも、尽くしたいと思ったのも………
それにね、美麗の為なら何でもしてあげたい!
美麗の為なら、我慢できるし苦労してもいいよ!
対等じゃなくてもいいかなぁって思えるんだぁ!
でもね………それは、美麗が僕から放れない、美麗が苦しまない、悲しまない、傷つかないってのが、絶対必須事項なの。
草野達、僕から美麗を放そうとしたね?
美麗を苦しめ、泣かせて、傷つけた。
さぁ、どうしようかなぁ。
びっくりだよ!
草野達、今僕が言った必須事項を全部破ってるね?」
「来夢様…ごめんなさい……」
草野達はへたりこんだまま、必死に謝罪している。