私は天使に侵されている
「美麗ちゃん、お昼一緒行かない?」
「あ、はい」
それから数日後の昼。
鳥部が美麗をランチに誘っていた。
「じゃあ、ご飯持ってくるから座って待ってて!」
「いつもすみません!」
「いいえー!」
ここのファミレスの従業員は、その日の日替りランチを無料で食べることができる。
なのでいつも鳥部と美麗は、一緒にランチしているのだ。
「あ!私も一緒いいですか?」
そこに明知が入ってきた。
「明知さん、お疲れ様です!
もちろん、どうぞ!」
そう言って、スマホを二台テーブルに置いた明知。
「あれ?明知さん、スマホ二台持ってるんですか?」
「はい。仕事用とプライベート用みたいな感じです」
「へぇー、そうなんですね!」
美麗の言葉に、ニコッと微笑んだ明知。
そしてさりげなく、片方のスマホを操作した。
画面は真っ黒だが、スイッチが入った。
「美麗ちゃん、どうぞ!」
「ありがとうございます!」
「あ!トマト、入れていいよ!」
「あ…すみません……」
トマトが苦手な美麗に、自分の皿に入れるように声をかける鳥部。
この二人のなんとも言えない雰囲気に、明知はただ見入っていた。
「二人は仲が良いんですね」
「え?」
「まぁね、同期だし!
俺達、長いから!」
「へぇー」
そこに美麗のスマホが、鳴り出した。
「ん?来夢?
……もしもし?」
美麗が二人から離れて電話に出る。
『美麗、僕が言ったこと覚えてる?』
「え……?」
唐突な来夢の言葉。
なぜか凄まじい闇の雰囲気を感じていた。
「あ、はい」
それから数日後の昼。
鳥部が美麗をランチに誘っていた。
「じゃあ、ご飯持ってくるから座って待ってて!」
「いつもすみません!」
「いいえー!」
ここのファミレスの従業員は、その日の日替りランチを無料で食べることができる。
なのでいつも鳥部と美麗は、一緒にランチしているのだ。
「あ!私も一緒いいですか?」
そこに明知が入ってきた。
「明知さん、お疲れ様です!
もちろん、どうぞ!」
そう言って、スマホを二台テーブルに置いた明知。
「あれ?明知さん、スマホ二台持ってるんですか?」
「はい。仕事用とプライベート用みたいな感じです」
「へぇー、そうなんですね!」
美麗の言葉に、ニコッと微笑んだ明知。
そしてさりげなく、片方のスマホを操作した。
画面は真っ黒だが、スイッチが入った。
「美麗ちゃん、どうぞ!」
「ありがとうございます!」
「あ!トマト、入れていいよ!」
「あ…すみません……」
トマトが苦手な美麗に、自分の皿に入れるように声をかける鳥部。
この二人のなんとも言えない雰囲気に、明知はただ見入っていた。
「二人は仲が良いんですね」
「え?」
「まぁね、同期だし!
俺達、長いから!」
「へぇー」
そこに美麗のスマホが、鳴り出した。
「ん?来夢?
……もしもし?」
美麗が二人から離れて電話に出る。
『美麗、僕が言ったこと覚えてる?』
「え……?」
唐突な来夢の言葉。
なぜか凄まじい闇の雰囲気を感じていた。