思っていたのと 違うのですか‼︎
夢にまで見ていた時間はあっという間だった。
「父から話を伺いまして、是非お会いしたかったんです」
とまで言って頂き、私が聞きたかった事・私に聞きたかった事を話していると時間はあっという間だ。
時間が止まればいいのに!
こんなに実りのある話が出来る人はなかなかいない。
この繋がりは“大事にしないと“そうお互いが思い、微笑み合う。
でも、終わりの時間は突然やって来るもので。
スマホがなり、お互いのスマホを確認する。
「私だ。ちょっと失礼」
席を立ち、電話に出る姿を見送る。
私もスマホを見ると、旦那様から連絡が入っている。
何事だろうと開くと、
[今、どこにいる]
[ホテルのラウンジにおります]
[どこのホテルだ]
すぐに返信が返って来る。暇なのかしら?
[ベリーヒルズ内のですが?]
やりとりをしていると、電話が終わり戻って来たが、席に着く様子はなく、
「すまない。急に戻らなくてはいけなくなってね」
鞄を手にする。
「こんなお開きになってしまって、申し訳ない」
「いえ。有意義な時間を過ぎさせて頂きました」
「是非、今度は我が家にいらして下さい」
「まぁ、今度はゆっくりとさせて頂かないと!」
フフフフ。ハハハハ。
しっかりと次のアポを取っておかないと!
「お時間が空きましたら、連絡して下さいね」
フフフフ