思っていたのと 違うのですか‼︎
結納から始まり、挙式や新居の準備のあれやこれ。きゃっきゃと楽しそうに決めていく両家の父・母。
教会式にしましょ。
神前式も捨てがたいわね。
披露宴は多くのお客様がいらっしゃるから会場はどこがいいかしら。
おそこのホテルでは?
ここのホテルでは?
「これでいいわよね」と私に同意を求める体を保ちつつ、全てが決められ反論する余地も与えて貰えない。
智さん‼︎いいんですか‼︎辞めるなら今ですよ‼︎
2人の母に挟まれながらのプランナー打ち合わせで、2度目の再会を果たした智さんに
「智さんがよろしければ、それで・・・」
と助けを求めてみたものの
「君がそれで良ければ、それでいい」
と言われてしまいました。
こりゃダメだ。
それが素直な感動です。
彼は興味がないようです。自分に害がなければ、外(仕事とプライベート)の世界が自由であれば、内(家)の世界はどうでもいいのでしょう。
身丈にあった女が家にいて、家を守り、正当な跡取りを産めば、次期当主としての役割が終わる。
現当主は元気だ。自分がいなくても、勝手に後継者教育を施すだろう。
自分が内に常にいる必要はない。
そんなところでしょうか?
このままいけば、結婚どころか出産・子育てだって資料と想像だけで乗り切らなければならなくなる。
それだったら、生活保障があり見た目も麗しいこの人の子だったら・・・
私も覚悟を決めなければなりません。
これも経験。これもネタ作りです。