朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「泉、俺と付き合って欲しい」

「……え?」

「高校の間は……俺のせいで悪かった。
でも、もう誰もあの時のこと持ち出して、言ってくるようなやついないし……。
まだ受かってないけど、大学に入るんだし……。
だから俺と付き合って!」

「………」

「……泉?」

「………まだ早いんじゃない?」

「へ?」

「まだ早いと思う」

「……そ、そうか?」

「うん。そうだと思う」

「そ、そうか……」

それが俺の見ていた、京の2度目の告白シーン。




「真、あれはどういうことだ?」

「は? 何が?」

卒業式の後、学校から1番近いホテルで、卒業式パーティーが行われた。俺達は出席するために各自徒歩で移動中だった。
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