朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
私はまだ実家に住んでいるけど、社会人になってからは、割と自由にさせてもらっている。
京とお付き合いしていることは、家族全員が知っているし、生まれた時から知っているお相手なので、安心してもいるようだ。
父は、お泊まりについては微妙な感じだけど、そこは母が「もう大人だから」と抑えていてくれている。
でも、だけど、申し訳ないけれど!
……明日はダメなのだ。
「あー、えっと……
ごめんなさい! 明日はちょっと予定があるの。だから今日は帰らないと……」
と私が言った途端、京のテンションが一気に下降していくのがわかる。
尻尾は地についたまま動かない、しょぼんとしたワンちゃんだ。
京とお付き合いしていることは、家族全員が知っているし、生まれた時から知っているお相手なので、安心してもいるようだ。
父は、お泊まりについては微妙な感じだけど、そこは母が「もう大人だから」と抑えていてくれている。
でも、だけど、申し訳ないけれど!
……明日はダメなのだ。
「あー、えっと……
ごめんなさい! 明日はちょっと予定があるの。だから今日は帰らないと……」
と私が言った途端、京のテンションが一気に下降していくのがわかる。
尻尾は地についたまま動かない、しょぼんとしたワンちゃんだ。