朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「……仮に空いていたとして、お偉い先生方に私に何を喋れって言うのよ⁉︎ 」
実際のところ空いている。
忙しい常務だけど、その日はずっと以前からスケジュールを空けてある。
だってその日は……
「少なくとも、出張を伴う講演は入れてないだろう? なぁ、引き受けてくれないか? 雅の講演スケジュールが2年先まで決まってるのも知ってるけど、皆んな困ってるんだ。
……就任して初めての総会なんだよ。
俺の顔を立てると思って……」
「……もうっ! 仕方がないわね。
その代わり、ディナーは作れないからね?」
「いいよ。残念だけど、食べに行こう?
メグ達も誘って」
「……わかった。
泉ちゃん、スケジュールに入れておいて。
詳細は事務局長にかけ直して聞いて」
「あれ? 泉、横にいるの?」
「あ、うん!
伯父様いいの? お誕生日なのに」
実際のところ空いている。
忙しい常務だけど、その日はずっと以前からスケジュールを空けてある。
だってその日は……
「少なくとも、出張を伴う講演は入れてないだろう? なぁ、引き受けてくれないか? 雅の講演スケジュールが2年先まで決まってるのも知ってるけど、皆んな困ってるんだ。
……就任して初めての総会なんだよ。
俺の顔を立てると思って……」
「……もうっ! 仕方がないわね。
その代わり、ディナーは作れないからね?」
「いいよ。残念だけど、食べに行こう?
メグ達も誘って」
「……わかった。
泉ちゃん、スケジュールに入れておいて。
詳細は事務局長にかけ直して聞いて」
「あれ? 泉、横にいるの?」
「あ、うん!
伯父様いいの? お誕生日なのに」