朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
跡継ぎとしてのミッション side京
気が重いな。
ここ数日、考えてはいるけどなかなかアイデアが浮かばない。
今社長室に行ったところで、提案できるものはまだ何もない。
進捗状況=アイデア皆無、と言った状況だ。
幕張で開催される、国内最大のブライダルフェスティバル。そこに出すHASEGAWAの目玉商品を任された。
入社2年目のヒラ営業社員にはとんでもない重責だ。
しかし、俺はこの会社の跡取り。
一度任されたことから逃げるわけにはいかない。そして、それなりの結果も残さなければ……
はぁー。どうするかな……
役員フロアに上がると、秘書課の前に中森太一(なかもりたいち)がいた。
31歳、妻子持ち。現社長秘書で、社長の右腕と言われる男。
厄介だな……
「京! お疲れ様。遅かったな。
社長が首を長くしてお待ちだぞ」
「……」
「おい、挨拶くらいしろ」
「……お疲れ様です」
「全く…目上のものには必ず自分から挨拶をしろと教えただろう?」
「……」
ここ数日、考えてはいるけどなかなかアイデアが浮かばない。
今社長室に行ったところで、提案できるものはまだ何もない。
進捗状況=アイデア皆無、と言った状況だ。
幕張で開催される、国内最大のブライダルフェスティバル。そこに出すHASEGAWAの目玉商品を任された。
入社2年目のヒラ営業社員にはとんでもない重責だ。
しかし、俺はこの会社の跡取り。
一度任されたことから逃げるわけにはいかない。そして、それなりの結果も残さなければ……
はぁー。どうするかな……
役員フロアに上がると、秘書課の前に中森太一(なかもりたいち)がいた。
31歳、妻子持ち。現社長秘書で、社長の右腕と言われる男。
厄介だな……
「京! お疲れ様。遅かったな。
社長が首を長くしてお待ちだぞ」
「……」
「おい、挨拶くらいしろ」
「……お疲れ様です」
「全く…目上のものには必ず自分から挨拶をしろと教えただろう?」
「……」