朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
それから俺は業務を終了させ、待ち合わせ場所へと向かった。
食事の後、会社に戻ることを想定して
本社の近くの洋食屋に入る。
「常務から聞いたの。
ブライダルフェスティバルのこと。
煮詰まってるんじゃないかって心配してた」
「……雅伯母さんが……。
バームクーヘンでいくって事は決めたんだ。
でも、そこから先は全く決まってない……情けないけど」
不甲斐ないよな。
正直、今回のことは、俺にはまだ荷が重い。
1人で企画立案出来る能力なんてない。
でも同族経営で、30歳になるまでには俺を専務に就かせようと考えている社長と常務の考えで、何なんとか功績を残さなくてはいけないのだ。その始まりがこのブライダルフェスティバルだった。
「……ねぇ、どうしてバームクーヘンにしようとしたの? 」
「……は?」
「HASEGAWAには他にも人気の焼き菓子が沢山あるじゃない。フィナンシェやマドレーヌ。最近人気のガレットブルトンヌ。
でも、京はバームクーヘンしか考えてないのよね?
それはどうして?」
食事の後、会社に戻ることを想定して
本社の近くの洋食屋に入る。
「常務から聞いたの。
ブライダルフェスティバルのこと。
煮詰まってるんじゃないかって心配してた」
「……雅伯母さんが……。
バームクーヘンでいくって事は決めたんだ。
でも、そこから先は全く決まってない……情けないけど」
不甲斐ないよな。
正直、今回のことは、俺にはまだ荷が重い。
1人で企画立案出来る能力なんてない。
でも同族経営で、30歳になるまでには俺を専務に就かせようと考えている社長と常務の考えで、何なんとか功績を残さなくてはいけないのだ。その始まりがこのブライダルフェスティバルだった。
「……ねぇ、どうしてバームクーヘンにしようとしたの? 」
「……は?」
「HASEGAWAには他にも人気の焼き菓子が沢山あるじゃない。フィナンシェやマドレーヌ。最近人気のガレットブルトンヌ。
でも、京はバームクーヘンしか考えてないのよね?
それはどうして?」