朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
長谷川家の母家 side泉
日曜日、私は長谷川家の母家を訪れていた。
同じ敷地内に住みながら、なかなか両親の家を訪れない息子に業を煮やし、私も一緒に来るようにと、半ば命令のように言われたらしい。
ここに来るのは久しぶりだ。
京がはなれに引っ越してから、何度か母と遊びに行ったことはあったけど。
しばらく来ない間に、模様替えをしたのか、中庭に面したリビングダイニングはすっきりとした……いや、閑散とした雰囲気になっていた。
以前あった重厚な焦げ茶のソファセットは取り払われ、小型の可愛らしいブルー系の花柄ソファセットが置かれていた。
間には真っ白なオーバルの木製ローテーブル。
「可愛い……」
「あら、泉ちゃん、このソファになってから初めてだったかしら? 」
「うん。初めて見たわ!
美央おば様、これめちゃくちゃ素敵! 」
同じ敷地内に住みながら、なかなか両親の家を訪れない息子に業を煮やし、私も一緒に来るようにと、半ば命令のように言われたらしい。
ここに来るのは久しぶりだ。
京がはなれに引っ越してから、何度か母と遊びに行ったことはあったけど。
しばらく来ない間に、模様替えをしたのか、中庭に面したリビングダイニングはすっきりとした……いや、閑散とした雰囲気になっていた。
以前あった重厚な焦げ茶のソファセットは取り払われ、小型の可愛らしいブルー系の花柄ソファセットが置かれていた。
間には真っ白なオーバルの木製ローテーブル。
「可愛い……」
「あら、泉ちゃん、このソファになってから初めてだったかしら? 」
「うん。初めて見たわ!
美央おば様、これめちゃくちゃ素敵! 」