朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「あ、これもピッタリ……」

思わず京を見上げると、色白な顔を真っ赤にしている。
わー! 可愛い!

「キラキラ光る石は、ちゃんと京に買ってもらいなさい。3ヶ月分ってやつね」

「古いものだけど、お前たちがつけてくれたら俺達は嬉しいよ」

「おじ様……おば様も!
ありがとうございます!
大切にします」

「い、泉!? いいのか?
俺、ちゃんと買いに行くつもりだったのに…」

「いいの。私はこれがいい。
お二人の指輪を譲り受けたのがすごく嬉しいの。宝物だよ〜これ」

そう言って私は左手を皆さんに見せた。

今日呼ばれたのはきっとこれがあったからなんだ。
ただ単にタイムリーなだけ?
それとも、先日の京と部長の話、聞かれてたのかしら……。
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