朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
レジデンスで親族会 side真
「こんにちは〜
この度はおめでとうございまーす!」
「愛先生! 皆んなも〜
いらっしゃい!」
物々しい警備を抜けて、やっと伯父の家にたどり着く。
ここはとんでもないところだ。
巨大な低層階ホテルに見えるが、中は住戸になっており、選ばれた者だけが住むことの出来るレジデンスだそうだ。
こんなに大きな建物なのに住戸数は極めて少ない。ここまでコンシェルジュに案内されたが、エレベーターではなくエスカレーターだった。
2階とは言え、普通1つの住戸のためにのエスカレーターってあるのだろうか?
間違いなくこの家のためだけのエスカレーターだった。
俺の常識では計り知れない……。
俺は物心ついた時から今の実家に住んでいた。
そこそこ大きな屋敷だが、この桁違いのレジデンスとは月とすっぽん……いや、父が若くして建ててくれた実家はもちろん気に入ってるけど……。
ただ、気後れしているのは俺だけらしい。
両親と弟妹は、花の出産祝いのため、一度ここに来ている。
耐性が無いのは俺だけなのだ。
気後れしているからと言って、それを顔に出すような俺ではないけど。
この度はおめでとうございまーす!」
「愛先生! 皆んなも〜
いらっしゃい!」
物々しい警備を抜けて、やっと伯父の家にたどり着く。
ここはとんでもないところだ。
巨大な低層階ホテルに見えるが、中は住戸になっており、選ばれた者だけが住むことの出来るレジデンスだそうだ。
こんなに大きな建物なのに住戸数は極めて少ない。ここまでコンシェルジュに案内されたが、エレベーターではなくエスカレーターだった。
2階とは言え、普通1つの住戸のためにのエスカレーターってあるのだろうか?
間違いなくこの家のためだけのエスカレーターだった。
俺の常識では計り知れない……。
俺は物心ついた時から今の実家に住んでいた。
そこそこ大きな屋敷だが、この桁違いのレジデンスとは月とすっぽん……いや、父が若くして建ててくれた実家はもちろん気に入ってるけど……。
ただ、気後れしているのは俺だけらしい。
両親と弟妹は、花の出産祝いのため、一度ここに来ている。
耐性が無いのは俺だけなのだ。
気後れしているからと言って、それを顔に出すような俺ではないけど。